堺市の彼女失踪事件｜依頼者がストーカーだったとき

彼女の話し合いの場を作るコンサル業務

いつどこ探偵がとった行動は・・・

彼女が勤めている、堺市にある会社に直接訪問だ。

11月10日　
彼女の会社を訪問

インターホンを押すと、玄関が開き、男性社員が出てきた。

こちらの身分は誤魔化さず、そのまま探偵を名乗り、単刀直入に聞いてみた。

ストーカー被害で悩まされたりしていませんか？

↑そのまま聞いちゃいました

・・・。

一瞬にしてオフィス内の空気が張り詰めた。

・・・やはり、何かあるな。

包み隠さずお話をする方が、気持ちは伝わる。

それだけの作戦だった。

チコさんの情報を彼に売るつもりはありません。

何か問題があるのなら、解決に向けてご協力させて頂きたいと思っています。

もし可能であれば、責任者さんとお話しさせて頂けませんか？

対応してくださってい男性社員さんは、「承知致しました、少しお待ち下さい。」と、奥に入って行った。

上司の方２人と面談

しばらくすると、上司を名乗る方２人の男性が出て来て、応接室に招いてくれた。

事の経緯をお伝えし、考えている対策案なども話した。

会社側として迷惑を被っている話、会社側が認識している事情を聞くことができた。

上司の方
「いつどこ探偵さんのお話はよく分かりました、全面的に信用致します。ただ、こちらとしても彼女の居場所を、そのままお伝えすることは出来ません。」

「これから、チコさんのお父さんに電話しますので、もしお父さんが許可してくださったなら、お父さんと直接お話しをて頂けませんか？」

これ以上ない名案だった。

上司の方が、チコさんのお父さんに電話を掛け始めた。

繋がった。

「いま、うちに探偵さんが来られてまして・・・はい・・・」

～お父さんに状況を説明中～

上司「探偵さん！お父さんも是非、お話したい。とおっしゃってくれました。」

チコさんのお父さんの話を聞くと、なんと、これから堺警察署に行くところだという。

「わざわざ良いのですか？構わないのでしたら是非お願いします。」

快諾してくれた！！

堺警察 生活安全課へ

チコさんのお父さんが、既に警察署のアポイントを取られていた為、担当の刑事さん３名がすぐに対応してくれた。

しかし、警察の立場としては、チコさんのお父さんと探偵業者の、２者同席での対応は出来ないとの事だった。

アポイント時、探偵の同席の話はなかったのだから、警察としても戸惑ってしまうのは致し方ない。

どうしたものか・・・

だが、しばらくすると、刑事さんが「個別対応なら構いません。それでも良いですか？」と提案してくれた。

刑事さんとチコさんのお父さん。

刑事さんと探偵の個別面談が始まった。

刑事さんとの面談が終わった。

警察署から出て、近くのファミリーレストランで、チコさんのお父さんと作戦会議を開く。

堺警察の見解をヒントに、次の作戦を立ててみた。

みんなの前でお別れ大作戦

周りに人がいる安全なところで、探偵同席のうえで、シンジとチコさんに会ってもらう。

そこで、チコさんには一つ頑張ってもらい、シンジに別れを告げる。

チコさんのお父さんも、その作戦には快く賛同してくれたが、

「心配なので、自分自身も同席したい。」との事。

シンジがどう反応するかは分からないが、こちら探偵としては心強い。
（お父さんの同席がない場合、チコさんの身の安全についての責任があまりにも大きい）

ともかく、この内容であれば最初の狙い通り、シンジとの契約

彼女との話し合いの場を作るコンサル業務

も果たせる事となる。

シンジに報告

シンジ「本当ですか！？」

「ありがとうございます！」

「ありがとうございます！」

一つは、チコさん側が指定した場所で会う事。

もう一つは、チコさんのお父さんが同席する事です。

シンジ「お父さんも？💧」

「でも、チコと話が出来るなら何でも良いです。」

「はい！条件分かりました。チコと話がしたいです。」

11月13日　

Ｘデー決行

難波にある、大阪なんばワシントンホテルプラザ（※２０１５年に閉鎖済み）の会議室を押さえており、そこにシンジを呼び出した。

当日のメンバー

• チコさん（探偵も、この日が初対面）
• チコさんのお父さん
• いつどこ探偵マン
• スマイル探偵
• シンジ

合計5人だ。

会場内配置

スマイル探偵が中央　司会的役割

その近くにチコさん

いつどこ探偵は、全席が見渡せる最後方から撮影と録音。

チコさんのお父さんは、車イスなので入り口付近をキープ。

そしてシンジが入場する。

シンジは口を開いて入ってきた。

「おぉ！チコ久しぶり。」

それを皮切りに、シンジとチコさんの会話が始まる。

どうしていたのか？

毎日心配していたぞ。

体調は大丈夫か？

などと、他愛もない会話から、徐々に核心に迫っていく。

チコさんが、ついに告げた。

別れたい・・・。

シンジは無言になった。

静かな時間がながれる。

シンジが何かを吹っ切った様に顔を上げた。

「そうか…病気もしんどいもんな。」

「その方が良いよな。」

自分を言い聞かせるような言葉を続ける。

そして、

「ありがとう。」

よく分からないけど、握手した。

終焉

チコさんとお父さんが、いつどこ探偵と、スマイル探偵に一礼をして、先に出ていった。

いつどこ探偵は言葉を発せずに、シンジの背中をポン！と叩いて慰めるアクションをした。

シンジが口を開く。

「あいつが、あんなにハッキリと自分の気持ちを伝えて来たの、初めてなんですよ・・・。」

「最後に腹を割って話が出来ました。ありがとうございました。」

シンジは、そう言って最後の成功報酬を支払い、日本橋駅の方に歩き去って行った。

シンジが出した費用でシンジを対策。

(๑•̀ㅂ•́)و✧ｸﾞｯ!

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